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第15回 大倉孝二さん(俳優)

むしろこっちが人生相談したい気持ち満々のコラム、「池谷のぶえの人生相談の館」です。

ただいま、大倉孝二さんとブルー&スカイくんのユニット、ジョンソン&ジャクソン「ニューレッスン」のお稽古の日々です。

このコラムがWEBにアップされる日が、ちょうど初日。
どんな初日になっているでしょう…ポカーンとする客席でしょうか。それとも優しく微笑んでくれる客席でしょうか、それとも見たこともないような恐ろしい客席でしょうか…。

いずれにせよ、早く初日を迎えたいという思いが沸々してきています。まだまだ台詞がフワッフワしていておぼつかないにもかかわらず…。

笑いの作品って、何度もお稽古しているうちに、自分たちもスタッフさんも見慣れてきてしまい、誰もクスリともしない期に突入することがあります。
その時期は何やっててもどんよりしていて辛いですし、血迷ってせっかくよかったものさえ疑い始めてしまったりもしますし、いいことなんてありゃしません。

今回の作品も、とーってもくだらないにもかかわらず、とーっても繊細なニュアンスを保つことが必要なので、ちょっとしたバランスやコンディションが違うだけで、くだらなさや面白さの角度が変わってくる場合があります。

そのあたりを、少しでも確率高く再現できるようにという稽古が、本当に脳みそを使う。
身体はそんなに疲れていないのに、脳みそばかりが疲れているという、バランス丸崩れな日々であります。

とはいえ、主催である大倉さんとブルーくんを前に、疲れたとは口が裂けても言えません。あ、数行前に「疲れてる」ってしっかり書きましたが…。

自分たちがやりたいことをやるためには、ほとんどの場合、自分たちで行動を起こすしかないわけで。
しかし、やりたいことをやるためには、やらなければいけないことが山ほどあるわけで。

やりたいことをやるためにやりはじめたはずなのに、気づけばヘトヘトになっていて、やりたいはずだったことを楽しむ余裕がなくなってきたりしてしまう…そんなこともあったりするのだと思います。

そんな茨の道を進んでいる2人

と…ここまでは、6/11に執筆していた部分ですが、ここから先は6/18に執筆する部分になります。

今回は、そんな茨の道を進んでいるうちの1人、大倉孝二さんからのご相談です。

*****

疲れがとれません。
そのせいで、こんな悩み相談しか思い付きません。
あと、笑顔を求められると困ります。
あと、ブルー&スカイと、まだ馴染めません。
スパっと解決、よろしくお願いいたします。

大倉孝二さん(俳優)

*****

6/11に、既に疲れに関する回答をしかけてましたね。
それくらい、大倉さんもブルーくんも疲れてるんだろうなぁ…と感じていたのですね。

いまはもう6/18。その後、通し稽古も何回かできて、いよいよ劇場に入っての調整。もう少し、あともう少しでやっとお客さんと一緒にふざけた世界へ行けますね。

やりたいことのためとはいえ、毎回大変なことだと思います。
0からふざけたことを生み出すのだもの。生み出すだけでなく、いろんな打ち合わせも進めながら。そして、我々ゲストにも気をつかってくれながら。

そんなことの連続だったお稽古期間、疲れるのはもう必然なので…大倉さんにとって、その疲れが少しでも癒される瞬間がたくさん訪れることを願います。

まずそれは、初日ですね。お客さんたちとどんなふざけた時間を共有できるでしょうね。そして、初日打ち上げに飲むビールですね。そして、連日のお客さんたちとの共有につぐ共有。大阪のお客さんとも共有。そして、打ち上げに飲むビール…結果、ビールとお客さんの登場回数が一番多いので、その二つに癒してもらうのが一番シンプルなのかもしれません。

スパっと解決お願いします…と書いてあったのに、ダラダラ回答してしまいました。これでは、読むのも疲れてしまいますね。
ここからはスパっといきますね。

「笑顔でお願いします!」には、歯を6本以上見せていきましょう。スパっ。

職業柄、写真撮影などで必ず通らねばならない関所ですよね。

写真撮ってくれる方の膝にずっとセミとか止まってたら、自然に笑顔にもなりますし、セミくらい連れてきてくれてもいいのにな…と思ったりすることもあります。

笑いに対して繊細なこだわりがある大倉さんだからこそ余計に、「面白くもねーのに笑えねぇぜ」という芯があるのかもしれないですね。

でも今回の稽古場では、よーく笑ってくれてましたね。
楽しそうにしている大倉さんを見られるのは、スパイスに触れている時だけだと思っていたので、ケラケラと笑っている姿を見ることができると、ああ、少しはやりたいことに近づけているのかな…と、ほっとしたものです。

笑顔ってそういうときに出るものですものね。
「上の歯を6本以上見せると笑顔になれる」と、ネットに書いてありましたので、「どうしても大倉さんの笑顔が見たいんだ!」「大倉さんが笑顔になってくれないと、クビなんです!」と懇願された時には、上の歯を6本以上見せて乗り切ってください。

そして、ブルー&スカイとなかなか馴染めないというご相談。
無理。スパっ。

私も、かれこれ出会ってから26年くらいになり、ようやく孫くらいに思えるようになってきましたが、なかなか馴染めやしません。

その間、ブルーと全く何をしゃべっていいのかわからない期、ブルーの才能が素晴らしすぎてよくわからない期、ブルーになにかとイライラしてしまう期、ブルーに少しはやさしくしてあげなければいけないかもしれない期…などを経ての、ブルーが生きているならそれでいい孫期です。

今回の大倉さんとブルーくんの関係を見ていると、大倉さんが奥さんのように見えてきます。あれこれと世話を焼き、アドバイスし、時に呆れ、時にイラっとし、時にやさしく…結果総合的に、イチャイチャしやがって!…という気持ちでいっぱいです。

私から見たら大倉さんは、私が26年間かかったブルーとの馴染みも、数年で十分クリアしているように見えますよ。それだけ、ブルーとの濃密な時間があったということですね。

今回、一緒に取材を受けたりすることも多く、その度に大倉さんは、「ふざけたお芝居をやりたい」「なんなら、それしかやりたくない」…というようなことを言っていました。

一方ブルーくんは、「くだらない演劇なら好き」「いまのところ特に予定もないし、これが最後の作品になるかもしれない」…というようなことを言います。

なんなの、この2人…この場所がなくなったら、どうすんの。

端からみたら、何に使うか価値がわからないようなものを大事そうに、ああでもない、こうでもないと、いろんな使い方をして笑い合ってみたり、よくわかんなくなって嫌になってみたり、押し付けてあってみたり、ぶっ壊してみたり、そんなことをし合っている2人が愛おしくてなりません。

今回の作品で「もういっか…」と2人がならないように、2人のふざけ世界をお客さんたちと共有できるように、微力ではありますが心をこめてふざけます。

どうか2人にとっての聖地が、少しでも長く続きますように。


ラッキー待ち受け
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本番に向けて少しでも上達しようと、いまから演技の基礎を学ぼうとしている、相方の写真を待ち受けにどうぞ。


■大倉孝二さんの今後の予定
ジョンソン&ジャクソン「ニューレッスン」
6/21(木)~7/1(日) CBGKシブゲキ!(東京)
7/6(金)~8(日) ABCホール(大阪)

NODA・MAP「贋作 桜の森の満開の下」
2018年9月1日(土)~12日(水) 、11月3日(土・祝)〜25日(日) 
東京芸術劇場プレイハウス   
ほか、大阪、北九州、フランス・パリ公演あり


【筆者プロフィール】
pro_iketani 
池谷のぶえ
いけたにのぶえ94年より04年の解散まで劇団「猫ニャー」の劇団員として活動。解散後は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品、NODA・MAP、蜷川幸雄演出作品など数多くの舞台に出演。

[出演情報]
【舞台】
(作・演出:ジョンソン&ジャクソン〈大倉孝二・ブルー&スカイ〉)
6月21日(木)~7月1日(日)CBGKシブゲキ!! 
7月6日(金)~7月8日(日)ABCホール

【映画】
「モリのいる場所」(監督:沖田修一)公開中

【テレビドラマ】 

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第14回 美波さん(女優)

むしろこっちが人生相談したい気持ち満々のコラム、「池谷のぶえの人生相談の館」です。

まさにこのコラムを書こうとした瞬間に、バリバリバリバリ!! と、どでかい雷が鳴り響き、なんだか外が物々しい雰囲気になってまいりました。

森の奥の人里離れた古い洋館で、ロウソクを灯しながらしたためている気持ちになってまいります。
ようやく、タイトル通り「館」感が出てまいりました。
今回はコラムの中で殺人事件も起こるやもしれません。

さて、4月は

キャー!!

あ! 早速!

キャー!!

あ! 2人目!

私もいつやられてしまうかわかりませんので、コラムを急ぎましょう。

さて、4月はなんだか1年分くらいの悲喜こもごもがあって、もう、疲れました…。
身体は正直で、4月末にはめったにひかない風邪に。それから2週間ほどたちますが、いまだ全快しません。全快ってどういう状態だったかも、忘れかけてきました。絵とかに描いておけばよかったですかね、全快。

今年の目標は? という、いつもなら苦手な質問も、いま聞かれたら「全快です」と答えられますし、お休みの日は何をしていますか? と聞かれたら「全快のための休養です」と、胸を張って答えられるのに…そんな時に限って、インタビューなんてありゃしない。

そう、ほしい時にほしいものってやってこない。
大概、少しずれてやってくるのです。

と、先に回答をしてから、今回はこちらのご相談です。

*****

のぶえさん

去年はのぶえさんとご一緒にお芝居ができたこと、ファンになったこと、出版記念イベントでのぶえさんの一人芝居が見れたこと、大変嬉しかったです! そして、こんな素敵な企画に人生相談できること、とても光栄です^-^



相談ごとは…



つまらない人とご飯食べに行きました。

そもそも特別知り合いではなかったのですが。

自分大好き人間で話が全然弾みません。

何かを発言する度に被せるように自分の事を話します。

中身は空っぽです。

会話も、食事も、お酒も美味しくなく、早めに切り上げました。

あの2時間弱の時間はとても苦痛でした。

無駄に過ごしてしまったこの時間はどう取り返したらいいのでしょうか?

美波さん(女優)



*****

美波ちゃんとは出会ってから10年くらい経つかもしれないですが、ワークショップが一緒とか、それぞれの公演を観に行った際ご挨拶するとか、飲みの席で一緒とか…ずっと微妙な距離感でしたね。

なんとなく、世間から持たれているイメージ的にも、あまり同じ作品に呼ばれないようなタイプでもない気がしていたので、昨年の共演は私もとても嬉しかったです。

俳優さん同士って、そういう関係性ってわりとありますよね。
なかなかご一緒できない俳優さん、やたらとご一緒する俳優さん、ご一緒する機会は何度かあってもまったく絡んだことのない俳優さん、飲み屋ばっかりで会っているのでもう何回もご一緒した気になっているけど一回もご一緒してない俳優さん…。

「飲み屋でしか会ったことない俳優だけのユニット」
みたいな企画を、どこかのプロデューサーさんがやってくれたらいいのに…とさえ思います。わりと面白い組み合わせがたくさんあるのに…。

そんな演劇世界ですから、美波ちゃんともやっと共演できた喜びと同時に、やはりこの先もあまり同じ作品に呼ばれる機会が少ない予感などもしていて、美波ちゃんとの貴重な共演を楽しみたい気持ちがたくさんありました。

とはいえ、やはりお芝居の絡みはほとんどなかったので、お稽古場や楽屋や飲み屋さんでの絡みね。

美波ちゃんは基本スコーン!としていて、気持ちを言葉にするときもストレートで、一見とても強そうに見えると思ったら、うそでしょ!? というくらい、フニャ~っと弱い時もあって。

でもそれら全てを、変なラッピングをすることなく、剥き出しで生きている様が、私にとってはとても気持ちがよいのです。

だからきっと、うまく伝わらないこともたくさんあったり、誤解を受けることも多いと思うのですが、裏がない正直な気持ちだと思うと、不思議な安心感があったりする。

そんなスコーン!とした美波ちゃんが、そんな会話も、食事も、お酒も美味しくない状態でよく2時間も頑張ったなぁ…と、私はいま感動さえ覚えています。

よくやったじゃないのさ!

フランスでお仕事することも含め、いろいろ自分でがんばってるんだものね。
いろいろな人に会ってみることも、自分でやる必要も出てくるものね。

よく、「その時間も必要な時間だったのですよ」的なことを言われがちかもですが、なかなかそうも思えないですよね。

きっと、いろいろ進んで行こうとしている今の美波ちゃんにとっては、すぐに返してほしい2時間だと思います。
でもたぶんこの先も、そうした2時間はたくさんあるかもしれない。
そして、その中にはもしかしたら先につながる2時間もあるかもしれない。

でもそれは、実際会ってみないとわからないことだし。
だから、まずその方と会おうと思ったことで100点、2時間がんばったことで100点だよ。私から200点とるための2時間だったのよ。

相談前にさっさと回答してしまいましたが、ほしい時にほしいものってやってこない。大概、少しずれてやってくることが多い気がしています。

その2時間で欲しかったものは、もうすこし後にずれてやってくると思うので、自分にとってステキなことに敏感で鼻も利く美波ちゃんらしく、これからもどんどん突き進んでね!

そしてまたいつか共演できますよう…

キャー!

あ! 3人目!


ラッキー待ち受け
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公演中に美波ちゃんが差し入れしてくれた、お父様特性の本場フランスのキッシュが美味しすぎて、いままでキッシュというものはおしゃれな女子がおしゃれに食べるものだとばかり思っていたけど、おしゃれじゃないけどキッシュにハマり中。
これは、代々木公園駅近くのお店の、フワフワキッシュ。代々木公園駅には「ハシヤ」という、私にとってのご褒美スパゲティ屋さんがあったのですが、最近閉店。今後は、このキッシュがご褒美です。美波ちゃんも連れて行きたい!


■美波さんの今後の予定

1986年、東京都出身。
2000年に映画『バトル・ロワイヤル』でスクリーンデビュー。2007年のドラマ『有閑倶楽部』(日本テレビ)など多数の映像作品のほか、舞台でも蜷川幸雄演出の『エレンディラ』(2007年)をはじめ、野田秀樹、栗山民也、宮本亜門、長塚圭史ら名だたる演出家たちの作品で活躍。
現在は拠点をパリに移して活動しており、新作映画『Vision』(河瀬直美監督6月8日全国ロードショー) では主演のジュリエット・ビノシュのアシスタント兼通訳役で出演している。


【筆者プロフィール】
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池谷のぶえ
いけたにのぶえ94年より04年の解散まで劇団「猫ニャー」の劇団員として活動。解散後は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品、NODA・MAP、蜷川幸雄演出作品など数多くの舞台に出演。

[出演情報]
【舞台】
(作・演出:ジョンソン&ジャクソン〈大倉孝二・ブルー&スカイ〉)
6月21日(木)~7月1日(日)CBGKシブゲキ!! 
7月6日(金)~7月8日(日)ABCホール

【映画】
「モリのいる場所」(監督:沖田修一)
5月19日(土) 公開

【テレビドラマ】 



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第13回 エノッチさんと「内密に…」さん

むしろこっちが人生相談したい気持ち満々のコラム、「池谷のぶえの人生相談の館」です。

先月は、「贋作 女優/池谷のぶえ~涙の数だけ、愛を知る~」出版記念イベントを無事開催することができました。
ご来場いただいたみなさま、お気にかけていただいたみなさま、ありがとうございました。

獅子舞…あんなにみなさんが獅子舞好きとは思っていませんでした。まるでアイドルが登場したかのような、獅子舞に対する黄色い声援。生まれ変わるなら、獅子舞でもいいかもしれない…そのくらい、獅子舞に対する場内の熱気を感じました。
そして、いざ獅子舞の中に入ってみると、無性に人を噛みたくなるものですね。
できれば、全員を噛んで回りたかったですが、それだけでイベント予定時間が終わってしまうので、次回は噛むだけに集中したイベントも考えたいと思います。

鈴木雅之氏…鈴木雅之氏のことも、みなさん愛を持って受け入れてくださいましたね。改めて、氏の偉大さを実感しました。

ゲスト:ブルー&スカイ…私とブルーくんの組み合わせなんて、どちらもモゴモゴしているのでトークが盛り上がるはずもなく、清水の舞台から飛び降りる的なゲスト選択でありましたが、私の演劇半生の出版イベントである以上、ブルーくん以外のゲストは考えられませんでした。いいことなのか、悪いことなのかはまだまだわかりませんが、人生が大きく変わるきっかけはブルーくんとの出会いだったのでしょう。トークなんて苦手でしょうに、2回も一生懸命しゃべってくれて、本当にありがとう。

ひとり芝居…まったく興味ないまま台本を書きはじめ、まったく興味ないままお稽古し、まったく興味ないまま上演。お芝居ってやっぱり、人と創りたい…と、改めて思いました。それと同時に、ひとり芝居をやり続けている方を尊敬しました。
ひとり芝居を締めくくるために、憧れていた白塗りと、「リトル・マーメイド」のミュージカルを無理やりくっつけて、なんとかモチベーションを保てた感です。

公開人生相談…イベント構成時間の関係上、まったく落ち着かないまま、みなさまからいただいた大切な人生相談に片手間で答える…という失礼なコーナー。ほんとうにごめんなさい。

中島みゆきさま「誕生」…カラオケ以外の広いところでみゆきさまを歌いたい…という長年の欲求が満たされました。運命的にも、宿敵・父の誕生日にイベントが開催できたこともあり、「誕生」という歌の題名にいろいろな意味が出来てしまいましたが。

なにはともあれ、お客さまとともに共有できた人生のひとときは、とても暖かく、パワーをもらえた時間でした。
こんな、池谷のような人間でも、見守ってくれる方々がほんとうにいたのだなぁ…というのを、目の前に現実として実感することができたこと、感謝しかありません。ほんとうに、ありがとうございました。

そして、宿敵・父の誕生日を私なりに祝ったつもりだったのに、2回目の公演登場時に派手に転倒し捻挫したり、翌日に早朝ロケが入ったり、ロケ先が大雪で帰りの高速バスがストップしたり…すべて、宿敵・父の仕業だと受け止めようと思います。

さらに、最後に特大の失態がございました。
当日みなさまからいただいた、公開人生相談用紙が、片付けの際のバタバタが原因か、どこにも見当たらないのでございます…。
改めてこのコーナーできちんとお答えしますからね…と言っておきながら…ほんとうに申し訳ございません!
宿敵・父の仕業にしたいですが、こればっかりは私の責任です…土下座です。

イベントで人生相談いただいたみなさま、このコラム下のコメント欄に人生相談をいただけましたらご回答しますので、お待ちしております。

そんな中、2枚だけ発見された人生相談用紙にご返答させていただきます。

*****

今度、転職するのですが、最近見たニューロティカ(ヴォーカルさんは53才なんです)というバンドを見て、こういう仕事いいな! と思ってしまいました。50過ぎても好きなことやれてうらやましい! しかし、結婚もしてない独身女。どこへ向かったらいいのでしょう…。

エノッチさん

*****

キラキラしているものに出会えるって嬉しいと同時に憧れますよね。
でもエノッチさんはもうすぐ転職を控えていらっしゃるようですし、まずはそちらのお仕事に向き合ってみるのがいいかもしれませんね。といいますか、もうイベントから1か月くらい経ってしまっているので、もうがっつり向き合っていらっしゃる頃かもしれないですが。
意外と、自分にとってはキラキラしていないものの中に、人生の伴侶となる要素が隠れていたりするような気もします。
転職先がエノッチさんの「好きなこと」が、少しでも感じられる場所であることを祈っています。


*****

はじめまして。私は東京出身の40手前の女の子です。
地方に十年弱、結婚を申し出てくれた人を待たせてます。
この間、その人の母親にズタズタのケチョンケチョンに文句を言われました。
でも最近ステキな人に出会いました。

「内密に…」さん

*****

十年弱、結婚を待ってくれている方がいらっしゃるなんて!
私なんかからしたら、それだけでもう十分幸せな人生なんじゃないか…と思ってしまいますが…。
内密に…さんにとっては、十年弱待っていただいても踏み切れない何かがあるのでしょうね…そんな時に、お母様からの言葉の数々…そして、ステキな人との出会い…客観的に見ると、完全に人生の岐路に立っていらっしゃるように思いますが、十年弱待ってもらえている方とお母様のことがあったから、最近出会った方がよりステキに感じる場合もあるかと思います。
今後ステキな人とどうなるにせよ、十年弱も待ってくれている方にはなんらかのいまの想いをお伝えした方いいですね。お母様の件も、何かのきっかけなのかもしれません。
大変だとは思いますが、うらやましい状況ですね。よき方向に進みますよう。


ご相談をいただくと、なんとなくいまが岐路…みたいに思えてくるから不思議です。
なんとなく、人と人がそうしたものを交わし合う時って、大きな岐路ではないにせよ、きっと何かいろんな方向を知りたい時なのかもしれませんね。

私も、そろそろなんとなく岐路がほしくて、今回のようなイベントを企画したということもあります。

岐路…無理やりにでもほしい時ありますよね。
最近、事務所に新卒のマネージャーさんが入社して、彼女曰く「毎日トイレ掃除したら、1週間で出会いがありました」というのを聞いて、2月半ばからトイレ掃除を続けること約2か月…出会いなんて1mmもありません。
ひとり飲みができるようになった…という、ますます寂しい扉だけが開きました。
あとは、トイレがピカピカになっていくばかりです。トイレが人生の伴侶だというのでしょうか…。

そろそろ、くじけそうな春です。


ラッキー待ち受け
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獅子舞と鈴木雅之氏と池谷のコラボショット。
よく考えたら、こんな女と出会って下さる方がいるはずがありませんね。
トイレ掃除もほどほどにしていこうと思います。

■イベントで人生相談いただいたみなさま、下記コメント欄に人生相談をいただけましたら次回コラムにてご回答しますので、お待ちしております。
〆切:4/30(月)


【筆者プロフィール】
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池谷のぶえ
いけたにのぶえ94年より04年の解散まで劇団「猫ニャー」の劇団員として活動。解散後は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作品、NODA・MAP、蜷川幸雄演出作品など数多くの舞台に出演。

[出演情報]
【テレビドラマ】 

【映画】
2018年5月19日(土) 公開
「モリのいる場所」(監督:沖田修一)


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